創作について

自分自身を慰め得る詩曲を書けない限りは、創作はひどくつらいものである。
自分を慰め得る詩曲ならば、他人を慰め得ると考えている。

新しい退屈がやってくるのはおっかないことだ。

創作は、そいつと折衝することになる。

無論、こちらの意を反映させた、夢中というやつを。

退屈はぼくらを慰めず、退屈はぼくらをほころばす。

触れて、もらわねば意味がない。

本当に、出逢わなければ、意味がない。

しかし、殆どの場合、彼らはぼくと出逢っていないし

ぼくは世界と、出逢ってさえいないのだ。

おそらく、ぼくらが唄うとしたら

それは、ある種の奇跡について、唄うだろう。

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