単純明快な観測を行おうとする目

先入観をなくして事物を捉えようとするのが哲学だと思う。

ぼくたちは基本日本語しか使えないから既にそこに日本語フィルターがかかる。

それを抜きにしても、生きていれば要領のよい先入観に頼ってしまう。

便利なことはしだいに退屈になる。(退屈にならないまでも、便利さをあたりまえに感じるだろう)その後、退屈を不便に感じる。(不便に感じないまでも倦怠感を抱くだろう)

まったき純粋に事物を捉えた表現を芸術とするなら、哲学はその一端を概念的に担うだろう。


芸術とか哲学は、便利だとか不便だとかの尺度では計らない。ただ単純に事物とその存在を捉えようと恣意している。

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