煙と幻と

わたしの

津軽人としてのそれと

福島人としてのそれと

東京人としてのそれが

夏に呼び交って

煙りに刺す光の清潔さが

幻を愛するかなしさを

未だ

肯定してくれる

あなたは誰だ?

誰なのか。

うつつのさなか

一億分の一くらい

あり得なくはない

シナリオを

反芻すると

夏の夕刻は

いっそう

みみみみ

著者