青春

青春ってなんだろうと夜更けに考えていたら、とても切なくなった。
そもそも、そんなものこの世にないのかもしれないのにな。
ただ、その人にとって、青春と呼んでいるものがあるというだけで。
世の中、そんなものばかりだね。
言葉は、世界への存在の使役(働きかけ)なんだ。

ぼくらは、言葉を知らないから、適切な言葉を当てがってやれないから
もどかしくて、せめてフォトグラフにリアリティーを保存して、言葉の共通項を探す日々だから。

裸でいたいのに、薄皮を纏って、それでいて、まだ裸を晒したいなんて、おかしなこと。けど、そういうこと。

始まりあっていたいと思えば、しあわせはたちどころに欺瞞に伏し、産みの苦しみはちぎれそうな矛盾の肯定という背理そのものだ。
でも、やっと、会えるね。

著者