バスルームウインドウ

麻薬を使って乱交する夢を見た。警察がチャイムを鳴らすから、女たちを勝手口から逃がしたが、まちぶせにあって全員捕まった。売人がつけられていたらしい。ぼくはその間に、全裸になり浴槽にざぶんと浸かり悠長に入浴しながら、睡眠薬を飲んだ。遠のく意識の中、ぼくは目を覚ました。窓を開けると雨がしとしとしていた。ぼんやりと、筋のない記憶がうずまいている。詩情というのはたいていそういう感覚に成り果てた風景だ。ぼくはどこへいこう。だからどうしたわけでない事物をそのままとどめておきたい。

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