詩的生物

本来、
この詩的生物が
冷凍され
俗世の機械化にあてがわれ
歯車に食べられていくのは
目も当てられない
夜、
季節は芽吹き
目を覚ますと
時計仕掛けの日々に
ただ愕然とするだけで
街の綻びのなか
謳う喜びは花のよう
円舞曲の行方に身を任せ
羽の生えた想像力で
すらすら素描する
脱皮したしなやかな素肌に
宵を溶かせど
終わり方なぞつゆ知らず
眠る瞬間さえ覚えちゃいない
朝、
入れ替わった夢が歩きはじめ
それを身の丈にしっくりくるよう
へんてこな整合性を求めている

著者