真実を逃すまじ

このままでよいのか?と問うている。
人生が逃げていってる気がするから。
毎日、問うている。
大人たちに同調しながらも、心のなかから真実を逃している。
ぼくが弱いのか?
世界が狂っているのか?
そんなのを天秤にかけて、世界を悪く言うみっともなさったらありゃしないのだけれど。
何に悩んだかを忘れながら、また思い出して、うかつな自己保存に尚、精緻さを求めてもいる。
自分の幸福を思う時、ただ単純に世界との疎通を抵抗なく差し違えることを問うていて、、、
余りある、幾らかの欺瞞を滅ぼそうと、過不足分を不幸と呼んで、燃やす後ろめたさは、夜の青い炎のように憂鬱だ。
逃げ出したい。
また刻一刻、追っ手がやってきて、思考のレールを外しにかかり、目先のしがらみに何かしらの意味を与えてやらねばならない。
それに安堵するようになったなら、今度こそ死のう。ゆっくり死ぬなんて趣味じゃない。
けれど、その前にやることがしっかりある。
それが果たせているか、それ自体、実に毎日毎日阿呆みたいに問うているのだ。

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