秋晴れ

晴れた。
洗濯が出来て良かった。
時間は過ぎる。
どうしたって。
それでいて、心地よい今、
ほどけて。
結んで。
また思い出して。
そういう引き出しのなかを整理して。
珈琲をたてる。
背伸びする午前に
わだかまりなく
空が青を通り過ぎる。
光。
おいそれと祈るわけではなく
むしろ、あくびがのびのびと、魂を洗った。
仰々しい言葉の数々は瓦礫になり、目前から去り
簡単な単語の連なりが
ぼくの気分を言い当てる。
風になるくらい簡単なままで
触れ合えたなら
いっそ、しあわせのすべての意味をそれにあてがってもよい。
気化する午前と戯れて
光が踊っている。

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