イチカ(ICHIKA)

季節は曲がり角を曲がったようだ。昨晩遅くイチカの歌を聴きにいった。イチカは、心地よいのだ。あの女には、ぼくのくだらなさを全部見抜いて笑って欲しい。そう思える女性のことを、ぼくは好きになるみたいだ。自分にストイックでいられなければ、美しさに対してひよってしまうのだ。素敵な女性はそのことを知っているが、うたうたいなら尚更だ。ぼくは悩むことに酔うことから、そろそろ離れたいと言って久しい弱虫だ。

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