なつのこまど

それから、あわただしい、ひびの、あわ

あいたいのに、あいたくないような

だれにも手渡したくはない気持ちで

たそがれ、ただよい、たゆたう、梅雨の、淡い、ふくらみ

 

シンパシーに愛を託し

テレパシーに愛を乗せ

笑けてる一人相撲なぞ

そうした一億の孤独の

飽和した一縷の水滴よ

 

ぼくは、美しさも孤独に充ちていることを知った

わだかまり、こりかたまり、みずたまり、はまり

文字で絵を描き、うたう詩人の声に耳をすませば

薄っすら、なぞらえながら深く、一緒に歩いてる

 

著者