インスタント

生きる認識がほどけないように、呼吸から祈りを覚える。

大気に交ざる韻律は、軽やかな天界の音楽だけど、ぼくたちの地平は、むろん砂浜を歩く重さだし、足跡はたちまち波に消されていく。

ほんの一瞬のことなんだ。

著者