秋雨前線

秋になってしまった。するすると、夏の温度が逃げていく気がします。

秋雨前線。この膠着が終わると空は、離れていく薄い青色に見えていきます。

人間の暮らしは、季節ごとに様相を変えますが、最近はもっぱら人間の都合の方が季節より優先されていまして、日々、情緒を感じ取るようなことはちょっと高尚過ぎるとさえ思われる時代です。

申し訳程度に、暦の習わしは残っていますから、そこでなんとなくもののあわれなぞを考えると、辛気臭いとかいうありさまです。

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