第二詩集について

第一詩集『やさしく象にふまれたい』は、いま振り返ると粗削りな作品だ。

実は当時としても、多少そう自覚するところはあった。

それでも、ぼくは形を望んだ。

早急に形にしたかったし、形にしなければどだい始まらないと感じた。

実際、そこから真に、世の中に対する詩文学アプローチが始まった。

客観的な視線に晒されて、より正確な言葉の値打を噛み締めた。

自分の良さも悪さも発見し、独自性についても自覚的になった。

そうして、第一詩集には、いろいろと話題がついてまわりはしたが、これを越える作品を書くことが明瞭りした目標となった。

第二詩集は、とても良いものになる。

これはもう既にぼくの中で決まっているのである。

第二詩集を読んだ読者が改めて第一詩集を発掘し、ぼくの詩文学の魅力を立体化して捉えるようになるのだ。

 

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