幸福な象形

晴れわたる空、嗚呼、あの頃はすでに、過去を抱いていた、鞄を背負い、似たような空気を吸っていた、幸福な象形を、投影しはじめた頃、間違いなく切なさに滲んでいた、持て余していたことを、捉えきれずに逸してしまう、未来のふくらみと現在のへこみとの隙間に、とりとめのない概念が往き来していた、

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