詩の領域

詩のような体裁を整えることは容易で、それっぽいものは誰でも作れる。概念としての容器から中身をほじくり返せば済むからだ。帰納法は説明的になりそこに詩の本分を見ない。むしろ既存の概念を持たないファジーな着想から出現させていく過程が詩の領域だと思う。解釈の名辞で蓋をして作品は出現する。

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