いつのまにか日は落ちて瓶底のような部屋はしばらく音を忘れてもいた。

 

吐き出すことに清潔さを覚える散らかった部屋は海をからっぽにした更地であって涙に飢えてもいた。

 

氷の灼けるみたいな窓際で。

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