都心へ分割されていく


ぼくには、行先と、急行か各停かが分かればよい。それがかつて、どこに停車したかは、さしあたり考えることもない。(見たいのかい?)きみには、見えないものが(見えないのかい?)見たいものしか見れないなら、ぼくは乗る必要もない。都会へは直線に刻まれにいく。秘匿のなかで、ぼくでないぼくら。

著者