耳白

のどがつかえて、耳が空間と対話するように飽和した、遠くの風の影は、たなびく、空を歩いている、空中の階段を、あと何歩昇っても、空は、とおい空でした。

 

とおのいていくのは、わたしか、空か、雲を焼く時間が浚われていくのを、大きな欠伸で跨いでいく、空の欠片は、白く、枕へ沈み、耳なりがする。> 耳なりがする。

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