唯、大切だった

さびしさが、とうめいを見つけて、純度の奥行を仕上げていくのに気づきだした頃から、意味を失くしたコトバの脱け殻が、余白と、句読点に、揮発する折、微かな発色をもたらすこと、名のつかない気配に、気づいていく体温が、不意に懐かしく思えること、収まりのよい韻律の反芻に、環ろうとしていること

著者