サンプル

或る基点から画面へ、或は、画面から基点へ、又は、基点から対象へ、対象から基点へ、相互に結ばれる、幾つもの、点の筋が、存在の主張を発する。感受を問うて、なぞらえた列びには、見えざる線、形象へ、意味になる以前の、印象をもたらすが、単数の印象は、視点を、分離させ、印象の裏拍を見いだす。

 

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形式を踏み外すなかで、自由を果たしていく折に、慣習の引力に容易く連れ戻されたり、或は、それさえ、形式の手のひらの上を僅かに行き交うに過ぎず、例えば、円の内角の和から逃れられず、内幕の、因果律の踊りに、手を叩いて、集めるサンプルを、習作的に、踏襲する、個別のずれを、ほんのり好いて。

著者