小石

拾われたい目をしている小石だよ。手のひらはさわりたいんだ。指さえも、会いたいよ。夜へ行ったことある?水びたしの美わしい森の。火を見つづけるくらいにずっと。星だと思っていた。唯のひとつも願ったことはなかったのに。雨にいっしょにまみれるように、永遠が終わったあと、そっと耳打ちをする。

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