ときのイロ

水回りに木洩れる朝、ぼろアパートの網戸には 夏の匂い が混ざり、くもりガラスから みどり色のかがやき が入ってくる。蛇口から 水滴が落ちる、音は、時間のいろ: 絵はがき になりそうな、ふるあたらしい ( かげのふちをなぞる 映画に なる ) : 手汗の にじむ ピントにしてある。

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