果て

いろが蒸発する。間ぎわの。きおくの庭をぬけ、奥まで歩んでいる。虫も鳥も立ち退いたあとの。音が尽くされた。あとの。いろが。蒸発。する。間ぎわの。きおくの。庭をぬけ。逆再生の。景色の。きわの。魅せられて。知らないままに。かなしさを。欲しがりさえする。ような。漂う。意志の。骨が映える。

著者