オノツバサ1st mini album 【full】デッサン

オノツバサ1st mini album 【full】デッサン

 

作詞・作曲・うた・演奏/オノツバサ
録音・マスタリング/オヤイヅカナル
2015年8月8日リリース(http://www.onotsubasa.com/)

 

『ブルー』

 

つめたい朝目覚めて
さむいねって紅茶をいれた

年上の女の子
床をひたひた素足で歩く

ブルー

飛べないぼくも眩しそうに踊ってたんだ
透明の街角で聞こえない声で話をした

ら、ら、ら、ら


『シャワー』

 

吸い込まれる幼子の眼差しに潤う君はきれいだ

抱きしめたい
そして、わびしくなる雨が降る

渋谷はスクランブルに花開く雫

街は裸できれいに静か
街は裸できれいに静か

雨に濡れたジーンズ
あじさいの花

きみはきれいだ


『下高井戸シネマ』

 

夕焼けに落ちていくのは下高井戸の踏み切りの音
安い石鹸のにおいは風呂の白いため息の湯気

甲州街道沿いの小さな古ぼけた料理屋の隅で眠った

カーテンを開けたノクターン
二階の円い窓のなか
話し終える前にぼくら
眠ってしまうだろう

時々、シネマに巻き取られていく日々を見つめながら
ゆっくりゆっくり時間を失っていくみたいに


『デッサン』

 

ひかりの泡、うすいデッサン

芥子粒ほどの偏頭痛

静かな激しさ

気を失ってしまいそうね

未来がだんだんなつかしくなる

なくした記憶思い出した


『アコーディオン』


プラハの階段でかわいた雨はアコーディオン

あくる日、長靴はいた小さな女の子が石わたりの坂道を下る

作為に埋もれた無数の過去が小さな骨になったとき

あなたオルゴールのねじを回して真ん中に落っこちていくのね

わたし都会の瓦礫になる夢を見てまんざらでもない気分になった

白い鍵盤ががらがら音を立ててなだれて

いつだって失うものが何もないと、ちょっぴり眠たいみたいなのよ…


『モネ』


目に映る景色はかなしいほどきれいで

白い雨の天井を見つめてる、見つめてる

傾いた街並み
レンガ通りのコールガール

夢の裏側に見ていた

幾何学の交差点

バスルームウィンドウ


『グッドモーニング』


グッドモーニング
グッドモーニング

空そよぐきれいな朝を吸い込んで

グッドモーニング
グッドモーニング

さえぎるものは何もない

水彩絵の具こぼしたような街の花園さ

足音が止まない駅
遅れていた汽車を待つ

 

著者