ぼくは楽譜が読めない

BのようなGのような、不協和音のような、物語を持つ構成音を見つけて、そのわずかな移動で、音楽を作った。これは何というコードなのだろう。音は、絵のように、色が固定されない。けれど、空気そのものへと気配は伝播されていく。消費されていく類のものでは、本来なかったのは、あきらかなんだ。

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