安易な死

安易な死 散漫な思考で 夢のなかの夢 湯舟がやぶけるような憂鬱も 最果ての蒸発も たくさんある名前のない眼球をふりほどいて いつでも単一の光に導かれている よくあるけれど退屈しない 生まれかわりの海に飛びこむ 痛みが芯に届くまで幾ばくか時間がかかる

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