六地蔵

きこえない うたが きこえない うたが やっときこえるようになると

ふるさとを失って ふるさとを失って ふるさとがあらわれだす

静かすぎて ぶっこわれそうな 春は一秒

わたしたちは一部を知っただけで出逢いきることもなく

いくつかのことばを交わす いくつかのことばを交わし お別れをいう

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