うみのくるしみについて

近視のような主観が、愛に似たエゴとなり、反吐が出ると終いに一言もことばが通らなくなる。脳ばかりがいたずらに性急で信実を身ごもるための閑な雰囲気へと逃げる。東京に消耗してミニマムへ帰化する清潔な敗走にも折れず、なれ合いにもなびかない。過不足なく瓦礫をならして、刺し違う過程に与する。

著者