ブロギー

福島県の相馬に滞在した。ぼくは、いわきの出身だから所縁がないわけではないが、根を下ろしたことは今回がはじめてだった。といってもほんの数日いただけだが。3.11以降、まだ常磐線は上野から仙台まで直通する列車がないため、しぶしぶ新幹線で仙台まで下り、常磐線で上るという迂回ルートを使ったのであった。この数日間で何かしらの詩を書こうと意気込んでいたのだが、果たして何も詩的感慨もないままで終わってしまった。もはや第三詩集用に新しい詩をこしらえるよりも過去の選外佳作(自己評価)のものを推敲することが現在最大の難事業となっている。それと、やはり新しい詩を書くには最低限の新しい発想が芽生えていないと後から見返した時に結局つまらないものになっているので、いたずらに新しい詩を書くというのも一寸気が引けたりもする。それよりも、そういった脳内のアイデアを整地することのほうが重要になっていたりする。感覚的な部分と、理知的な整地を交互に行っていく作業をしていると、案外ぼくは器用なのかもしれないと思う。もっとも、そのため進捗は著しくよくない。まぁ、粛粛とやりますよ。

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