6.12

花のゆらめきは 挿し色に燃える季節に触る。音のかたちをはかるように 円い匣の中をさまよっている。匂いに沿って着崩した服が反目にあい 行き場を求める筆致を覗くと、中性的な和音はしめやかに青白い恋をしている。

著者