上京ロマン

下関に来て思うのは人がよいということ。それは先日、水沢に行った時にも感じたことで地方に行くと人間におおらかさを感じる。

現地の人が東京について感じていることを聞くと、「東京のひとは冷たい」という意見が多いので、ぼくの確信は深まった。ぼくもそう思う。

東京の人は決して悪い人間が多いわけではないけれど、日夜人ごみや刺激に晒され続けて暮らしているうち、適切な冷たさが身を守ることを知っていくのだろう。

山口にいると、東に広島、そのまた東に関西があり、その更に東の先に東京が位置して感じられてくる。この関西が東にあるという立地がとても面白く、大阪に出てその更に先に首都東京があるという上京ロマンを感じる。

ぼくは、いわきの人間だったから、そのまま南下すれば東京があったし距離がそこまで遠くないから、山口の立地ほどロマンを想起させはしなかった。

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